最適なクラウド環境を選択することは、自分好みのモバイル機器や運転する車の種類と同じように個別化しています。そのため、企業がGenesys Multicloud CX™ソリューションを自分たちの望む場所や方法で運用できるようにすることが重要なのです。

このような観点から、弊社は最近Microsoft Azureを基盤とするGenesys Multicloud CXを発表しました。同時に、このソリューションはカスタマージャーニーを通じたすべてのタッチポイントをつなぐ複雑性を管理するために必要なセキュリティーや拡張性を組織へと提供します。さらにこうしたテクノロジーを組み合わせることで、組織はMicrosoftへの既存の投資を活用しながら、統一されたデータや予測検知を駆使し、コンタクトセンターをクラウドへより簡単に移行することができます。

弊社はこれまで多くのお客様よりこうした要望を受け、今回これが提供できるようになったことに喜びを感じています。しかしこのニュースは、弊社がお客様のために実施している数ある改良点のほんの一つに過ぎません。弊社はGenesys Multicloud CXを対象としたマルチクラウド戦略を推進しています。プライベートクラウドを好むお客様、さまざまなパブリッククラウド、あるいはハイブリッドアプローチを好むお客さまでも、お客様が自由に選択することができます。

 

一つのクラウドではすべてのニーズに対応しない

弊社はさまざまな業界にわたりグローバルに展開する組織と協業しています。それは、最高レベルのセキュリティーを必要とする組織から、大量のオープンソーステクノロジーを好むデベロッパーショップやその中間にある組織に至るまでさまざまです。Genesysは現在、企業はクラウド導入のそれぞれ異なるステージにあると認識しています。オンプレミスソリューションからの移行の初期段階にある企業が多い一方で、すべてをクラウドへ移行してしまった企業もあります。また、クラウドが提供するイノベーションのメリットを享受すると同時にオンプレミスでアプリケーションを活用しながら、両者の長所を活かした運用を行っている企業もあります。

そうした理由から、企業がGenesys Multicloud CXを自分たちの望む場所や方法で運用できるようにすることが重要なのです。弊社がこの製品のコンテナ化を行ったのもそれが理由なのです。これは、企業に対しいかなる環境で運用しようともGenesys Multicloud CXは常に同じように強固な機能を提供するという安心感を与えます。これには、ワールドクラスのインテリジェントルーティング、リアルタイムコンテンツジャーニー、デジタル変革のツールなどが含まれます。これにより企業は新しいテクノロジーを速やかに導入することができるのです。

北米の大手保険会社がその良い例です。同社はほんの2日間でコンテナ化されたGenesysデジタルサービスを導入しました。これは、これまで数ヵ月要したであろうプロセスをわずか数日間で実現したのです。

 

縛りはもういらない

今日、優れたカスタマーエクスペリエンスは、ベンダーが選ぶインフラストラクチャーを基盤としたコンタクトセンターソリューションで管理する汎用型アプローチでは提供されません。過去10年の間、クラウドコンピューティングは著しく成長した一方で、単一的なオプション離れの傾向が見られます。つまり、企業は1つのクラウド環境に縛られたくないのです。

例えばグローバル企業では、多数の地理的地域をまたぐさまざまなインフラストラクチャーニーズを抱えています。しかし今では、企業はGenesys Multicloud CXをより簡単に複数のロケーションで採用することができます。これはデータの統治問題や法的要件などの理由から異なるクラウド環境で運用する必要があったとしても同じです。

 

Genesys Multicloud CXを自分たちの好みで

シームレスで個人化されたサービスを提供するために、今日のお客様の需要は、柔軟性、そしてAI、機械学習、ボイスボット、プレディクティブエンゲージメントなどのイノベーションへアクセスできる機能です。弊社のマルチクラウドアプローチは、Genesys Multicloud CXのお客さまに対し主導権を与えます。