キャセイパシフィック航空は、世界最大規模の国際航空会社です。航空業界で 80 年近い歴史を持ち、アジア、オーストラリア、北米、ヨーロッパ、アフリカの 200 以上の都市に運航しています。同社は世界クラスのカスタマーケアを通じて、生涯にわたる関係の構築を目指しています。カスタマーエクスペリエンスをブランドアイデンティティの中心に据え、コンタクト・センター・ソリューションを最新化する取り組みを開始しました。
未来に飛躍するためのオール・イン・ワン型 CX プラットフォーム
キャセイパシフィック航空は、世界トップのサービスブランドをビジョンに掲げています。新型コロナウイルス感染症拡大中にデジタルエンゲージメントが普及したことを受け、Genesys Cloud を使用してオムニチャネル機能を統合したシステムを導入し、カスタマーエンゲージメントの変化に効果的に対応することができました。同社の新コンタクト・センター・ソリューション・プロジェクトは、高い拡張性と柔軟性を備えたエンタープライズグレードのコンタクトセンター機能を追求した賜物と言えます。Genesys Cloud は「一元的な指揮統制センターを実現してカスタマーエクスペリエンスの一貫性を向上させ、拡張性に優れた設計により、成熟したパートナーエコシステムを通じてさまざまなサービスを統合する」というキャセイパシフィック航空の要求仕様に合致しました。キャセイパシフィック航空はアクセンチュアと連携し、1 年かけて、グローバルなカスタマー・ケア・サイトのうち 10 サイトを 3 フェーズに分けてクラウドに移行させました。このような切り替えをサイトごとに実施し、コンタクトセンターの業務全般への影響を最小限に抑えました。こうして分断していた複数のコンタクトセンターを 1 つに統合し、世界中のリソースを最大限活用して、デジタルやセルフサービスなどの革新的な機能をすべての拠点に一貫して展開しました。現在、プロジェクトチームは初めての取り組みとして、同じソリューションをキャセイパシフィック航空のアウトソース先であるカスタマー・ケア・サイトに拡張して、コミュニティー全体を同一テクノロジープラットフォームに移行させています。