Aioi Nissay Dowa Insurance Company Australia(ADICA)は、自動車用のエンド・ツー・エンドの保険ソリューションを提供しています。ギプスランドとメルボルンで事業を展開し、カスタマー・コンタクト・センターでは約 120 名のオペレーターが勤務しています。同社は、顧客をゲストのように大切に扱うという独自のポリシーの下、誠実、信頼性、細部にまで渡る配慮を徹底しています。このグローバルビジョンを達成するために、コンタクト・センター・プラットフォームのアップグレードに着手しました。オンプレミスのコンタクト・センター・ソリューションから Genesys Cloud™ プラットフォームへの移行という決断は、複数のチャネルにわたるシームレスなエクスペリエンスを顧客に提供するためでした。オムニチャネルエンゲージメント(音声、チャット、E メールからソーシャルメディアに至るまで)をサポートする単一のプラットフォームを活用することは、ADICA がオペレーターと顧客の満足度を向上させるために最適なソリューションでした。「Genesys Cloud は 2019 年 12 月に実装してから 3 カ月間しか稼働していませんが、チームはすでに運用効率、オペレーターの業務効率、カスタマーエクスペリエンスの大幅な向上を達成しています」と、ADICA のリージョナル・オペレーション・センターでマネージャーを務めるシェリダン・フランシス氏は述べています。
パフォーマンス向上と
従業員エンゲージメントの促進
ADICA にとって大きな課題の 1 つが、オペレーターのリソースとコール数のバランスを最適化することでした。以前のプロセスでは、担当者は Excel スプレッドシートを使用してスケジューリングしていましたが、スプレッドシートはオンプレミスのコンタクト・センター・システムと連携されていませんでした。Genesys Cloud プラットフォームを実装してからは、作業の縦割り化を解消し、コンタクトセンターのニーズに対応したオペレーターのスケジューリングが可能になりました。オペレーターの責任感を高めるだけでなく、運用に対するマネージャーの可視性も向上できるため、同社はさまざまな職務にわたってチーム構造を最適化できるようになりました。「新しいプラットフォームを実装して以来、ある程度の人員減ならサービスレベルは影響を受けなくなくなりました。明確な占有率データを使用して、より効率的に作業しているからです」とフランシス氏は語ります。「ワークフォースマネージメント(WFM)機能で余剰なリソースがどこにあるかを把握し、追加リソースとして他の職務に移すことができるため、占有率のバランスが取れています」