画期的な B2C、D2C 販売戦略
世界有数の家電メーカーの 1 つである Electrolux は、世界中の人々の生活を豊かにすべく取り組んでいます。 スウェーデンに本拠地を置く同社は、この基本理念をあらゆるアイデアや、製品、コミュニケーションで体現しています。 家電市場は急速な変化の最中であり、消費者は実店舗とオンラインストアを自由に選択する時代になっています。
e コマースの拡大を受け、Electrolux は、B2C チャネルと D2C チャネルに可能性を見い出しました。そこで、消費者により近い販路開拓を目標に、Consumer Centric Transformation(ConCenT)プログラムを開始しました。 その手段として、コンタクトセンターを再設計し、効率性の向上とイノベーションの加速を目指しました。
Electrolux の IT ピース・オブ・マインド・ソリューション担当マネージャー兼 CX 製品責任者であるマテウシュ・ジャズツェフスキー氏は次のように語ります。「従来のテクノロジーでは、B2C と D2C モデルを実現することは困難でした。 チャネルごとに異なるシステムを利用しており、CRM 連携はなく、アウトバウンド、ルーティング、レポート作成の各ツールも機能が限られていました。オペレーターはカスタマージャーニーの追跡に苦労し、処理時間は長く、サービスの一貫性は欠如していました。」
すべてにおいて顧客重視のソリューション
Electrolux は、3 段階の B2C・D2C 戦略を実施しました。 「当社がクラウドプラットフォームに求めていた機能は、オムニチャネルルーティング、AI ベースの分析、D2C セールスファネルを管理できる共通のオペレーター用デスクトップなどです」と、ジャズツェフスキー氏は付け加えます。 「Genesys Cloud は、この 3 つ以上のことを実現できます。」
オムニチャネル対応の Genesys Cloud プラットフォームは、効率的なマルチタスクを可能にします。インバウンド、アウトバウンド、E メール、チャットの会話を 1 台のデスクトップから管理できます。 オペレーターは、Genesys Cloud のインターフェイスを使用して同僚と迅速にコラボレーションできます。複数の画面やアプリを操作する必要はありません。 マネージャーとスーパーバイザーは、状況を常に可視化し、瞬時にレポートで詳細を確認し、キューやワークロードを監視します。
音声ボットとチャットボットに Google Cloud Contact Center AI が搭載されたため、顧客の意図を判断してセルフサービスオプションを提案することや、顧客からの問い合わせを最適なオペレーターに自動でルーティングすることが可能になりました。 「オペレーターにつながると、SAP C4C や当社のナレッジシステムから情報が自動的に表示されます。お客様の問い合わせごとに必要な情報すべてが手に入るのです」と、ジャズツェフスキー氏は語ります。