新しいサービスモデルでは、従業員のユーザーエクスペリエンスを再設計しました。これまで、セールスや顧客からの注文対応は手作業に頼っていました。顧客情報の検索にも複数の画面を行き来する必要があり、時間がかかっていましたが、現在ではポータブルタブレットを使用して 1 つの画面で確認できるようになりました。その結果、時間が節約され、問題や質問が発生した場合も迅速に解決できるようになり、サービスをパーソナライズできるようになりました。また、Genesys Cloud のソリューションにより、スーパーバイザーは仮想環境で簡単にオンボーディングできるため、リモートワークを迅速に導入できるようになりました。「Genesys Cloud を導入した一番の効果は、必要なすべての機能を現場と同様に提供することができるため、従業員やスーパーバイザーがリモートでも効率的に作業できるようになったことです」と Heineken Mexico の分析・サポート部門責任者であるエドガー・ムニョス・エルナンデス氏は述べています。「だれもが自宅で業務を進めなければならなかった当時、非常に効果を発揮しました」
コンタクトセンターの最新化
Heineken Mexico は Genesys Cloud プラットフォームへの移行に伴い、クラウドベースのカスタマー・サービス・モデルを活用してコンタクトセンターを再設計しました。コンタクトセンターは、販売リクエストの受領、製品の配送状況の追跡、アフターサービスのチケット解決などを効率化できました。現在、オペレーターはカスタマージャーニー全体を設計、監視、微調整し、カスタマーサービスをパーソナライズしています。セルフサービスのデジタル Web チャット・チャネルも新たに稼働し、顧客満足度は 92% に向上しました。「Genesys Cloud ソリューションを導入し、オペレーターエクスペリエンスからカスタマーエクスペリエンスに至るまで、コンタクトセンター全体を再設計しました。お客様の好みの変化に応じて新しいデジタルチャネルをルーティング、測定、拡張できる新機能を取り入れています」とロサノ・カンツ氏は述べています。「お客様を待たせることなく迅速にリクエストを解決できるように、新しいツールも導入しました」「サービスレベルは 95% から 99% へと著しく改善され、平均処理時間 20 秒未満という目標も維持できています」とムニョス・ヘルナンデス氏は続けます。「ビジネス面も非常に順調で、売上高は 6% から 12% へとほぼ 2 倍になりました」Genesys Cloud でコンタクトセンターを最新化したことで、従業員のリモートトレーニングも可能にしました。Heineken Mexico では、在宅勤務を適切に導入できただけでなく、職場環境に関する最新の社内調査においても従業員満足度が 2% 向上しました。
新しいサービスの実現
Genesys Cloud への移行により、Heineken México は、Web チャットや、SMS と E メールによるセールスキャンペーンなどの新機能も利用できるようになりました。「特に SMS キャンペーンのおかげで、お客様との接触レベルが最大で 5 ポイントも増えました」と、ムニョス・ヘルナンデス氏は述べています。「今は、注文が入る前に通知を送ることで、お客様が注文しやすくなるようにしています」