1988 年に設立された Humm Group は、オーストラレーシア初のフィンテック企業です。ファイナンス、後払い決済(BNPL)、クレジットカード、および今日の買い物客、小売業者、中小企業向けのビジネス金融ソリューションを提供しています。5 カ国で事業を展開しており、アジア太平洋地域で 270 万人以上の顧客にサービスを提供しています。
「私たちは、生活のちょっとした豊かさのためのファイナンスを提供しています。コーヒーや食料品などの日常的な支出から、家庭用ソーラーパネルや不妊治療サービスのような少し高価な技術まで多岐にわたります」と、Humm のカスタマーエクスペリエンスおよびセールスサポート責任者のレベッカ・マーティン氏は語ります。
Humm の使命は、アジア地域におけるビジネスを拡大することです。ターゲットを明確にしながら、パーソナライズされた有益なエクスペリエンスを作り出すことで、それを可能にする考えです。「お客様のことを理解していると感じてもらい、お客様にとって身近な存在になりたいのです」とマーティン氏は言います。
分断されたコンタクトセンターがビジネスフローを阻害
2019 年、Humm のオーストラリア、ニュージーランド、フィリピンの 3 カ所のカスタマー・コンタクトセンターは、それぞれ異なるテレフォニープラットフォームで運営していました。コンタクトセンター間のコミュニケーションはなく、事業部門同士も分断されており、Avaya のオンプレミスソリューションなどのコンタクトセンター・プラットフォームを、さまざまなカスタマーアプリケーションとともに運用していました。そのためコンタクトセンターは繁忙期に相互サポートできず、顧客のコール待機時間が長くなっていました。
実装とスタッフのトレーニングが容易
パートナーの Datacom の支援を受けて、Humm はわずか 4 週間で Genesys Cloud プラットフォームを実装しました。Genesys Cloud は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うロックダウン中に、400 人のオペレーターにリモートで導入されました。直感的なクラウドベースの機能のおかげで、スタッフに対するリモートトレーニングはスムーズで簡単に完了できました。この移行により、3 つのタイムゾーンにまたがるオペレーターが単一のプラットフォーム上で連携を強化でき、終業時に円滑な引き継ぎができるようになりました。